演劇を根付かせるために――ある俳優の小豆島での挑戦――|Hayakawa Books & Magazines(β)
コロポックル佐藤(佐藤良洋)が率いる「芸門―GATE-」は、小豆島を中心に、演劇による地方活性化と次世代の演劇人の育成を掲げ活動してきた。 11月2日~7日まで、新宿シアターブラッツにて第5回公演『小さな島の日の出食堂』を上演する佐藤に話を聞いた。 ◎小豆島で演劇を作る 僕は札幌出身です。小豆島とは、何も所縁がありませんでした。香川県には友達もいなかった。そもそものきっかけは、映画監督の入江悠さんと一緒に立ち上げた野良犬弾という劇団で、2017年に『サナトリウムの春』という作品を東京の上野ストアハウスで上演しました。僕が初めて作・演出をした作品で、作中には小豆島で亡
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